とりあえず、正露丸 #33

今日はすこぶる体調が悪くて、
朝5時に起きてしまった。
いつもはお昼近くまで寝ているのだから、
それは異常なことである。

腹痛で動けないほどだったけど、なんとか
はいつくばりながら
「正露丸」にむかう。

あまり体調を崩すことがないので、
薬とは無縁の人生だともいえる。
それでも
「腹痛には正露丸」
という暗黙の了解があることを知っていた。

「とりあえず正露丸飲んどきゃあ、なんとかなる」
という、絶対的信頼はどこからくるんだろう。
効果があることに加えて、
ほとんど触っていなくても残り続ける
独特の「におい」のおかげなのかな。
だって、においのない「正露丸」なんて、
なんか説得力ないでしょう。

＊＊＊

それはさておき
「とりあえず」の存在は、
ものすごく心強い。

たとえば、飲み会でのビール。
「とりあえず生中たのんどきゃあ、なんとかなる」
って思えるの、
ワインやハイボールにはまだ
むつかしそうだ。
実際のところビールがあれば、
まあ盛り上がる飲み会になるよ。

ひとも同じで
「とりあえず呼んどきゃあ、なんとかなる」
と言われるひとには、価値がある。
実力があるのに、一緒にいて楽なひとだから、
毎回呼びたくなるわけだ。
ものすごく、信頼されているんだろうなあ。
ぼくも「とりあえず呼んどきゃあ、なんとかなる」
と思われるような存在になりたい。

今日も「頭サビ9割」にきてくださって、ありがとうございます。
まだ調子が良くないので、
とりあえず正露丸飲んで、寝ます。