頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

省略のなかのプライド #148

「数あれば、良いってもんじゃない」と痛感することがある。 例えば、生け花。テレビで芸能人が生け花を披露し、プロの華道家にチェックされる。その華道家のひとは厳しく、歯に衣着せぬ批評を繰り返した。 生け花は「空間の面白さ」を大事にすべきらしい。…

インターン、ひと区切り #147

マーケティングの一環でウェブ記事を書く、ということを9月の半ばにフィリピンを離れてからも。上司とは連絡を取りつつ、タスクとしてこなす。 とはいってもほんとうは、現地にいるときに終わらせるべきもの。周りに迷惑をかけながら、一応”終わり”の目星が…

とにかく聞く #146

毎週録画しているアメトーークのテーマが「ロケリポーター芸人」だった。ふむふむ、とロケ世界の”あるある”を聞いていると、なんだか懐かしくなった。 番組で放送されていた、ロケ世界で使われるテクニック。たとえば「自動販売機の前では話さない」。これは…

ファッションを自己投影する #145

ちぐはな身体。最近ファッションについて、よく考える。 中学生のときに学ランを着崩して以来、自分の着る服を、どの人よりもチェックするようになった。いつのまにか「服を着ること」と「ファッション」が切り離せなくなり、ファッションであれば、着たくな…

NITERU #144

突然の話ですが、僕はオリジナリティやアイデンティといった”個”にまつまる「ことば」を、大切にしています。 人と違うほうがいい。美術の時間が好きだったのは、”個”が"個"として”個”のための作品を作ることができたからでしょう。 「○○に似てるねえ」と言…

ありえないほど近い #143

誰だって不安でしょう。君だけじゃなく、僕も。漠然とした不安が頭によぎり、あっという間に世界が変わる。暗くなった。 そんなとき、勇気づけてくれるiPodから流れるメロディ。 僕がオーストラリアにいたとき、仕事をして、でもうまくいかず、今までに感じ…

SNSはバラエティ #142

海外から戻ってきて日本のテレビ番組を見た。「編集」という作り手のこだわりを確認する意味では、十分に価値がある。 テレビは編集の技術が詰まっていて、「おもしろくない」こともおもしろくなる。これは世界的にみても優れているほうではないか。 テレビ…

命と引き換えにするほどの価値 #141

作家の坂口安吾の言葉を借りれば、「それを表現しないと、死ぬしかない」というくらい追い詰められているのか、という自分への問いかけが作家にないと、本当にいい表現はできない。 とてものぼせた言い方ですが、流行とかトレンドでなく、服の持つ力を自分が…

感情の支配 #140

アイリスには「吉報」だけじゃなく「忍耐」という意味もある。 良い便りを得るためには、耐え忍ぶ時間が必要かもしれない。 例えば、誰もが知っているようなスーパースターがスーパースターである所以、それは絶え間ぬ努力によって裏付けられた「自信」があ…

片方だけのくつ下 #139

結婚できない男が午後10時からだと勘違いし、見逃してしまった。 時間の使い方を間違え、生み出された新たな時間。ふと、フェイスブックを見る。知り合いが誕生日に結婚する、というニュースが回っていた。 その知り合い、とは女性で、2つくらいしか変わらな…

毒を抜かれたフグ #138

「最近よく考えるテーマ」というのは日々変わっていく。ファッションブランドのS/S、A/Wよりも早く、そして儚い。 今だと、よく考えるのは自由について。答えを出してスッキリ!するようなことはない。しかし、出さなければならない。それが習慣であり、依存…

反骨精神について #137

自分をひと言で表すなら?と聞かれれば「素直だ」と言うけれど、そういった恣意性の含まれた回答を除けば、「パンク」だと答えるだろう。 笑われてもいいけど、ほんとうにそうだ。少なからず人目を気にせずに「自分を表現したい」と思う僕は、その表現の”結…

子どもの頃に傷つきやすい理由 #136

インターンをしていたときに「伝えるべきだ!」と思ったことがいくつかある。”大きな声であいさつをする””興味を持って話をきく””「でも」を使わない” 当たり前のことだけど、これが意外とむつかしい。社会人生活が長いひとほど、「当たり前だったはずのこと…

パンダのある公園 #135

近所の公園がすたびれていて、悲しかった。決して大きくはなく、パンダのオブジェと滑り台、鉄棒しかない。 ”人気”だとはいえなかったものの、僕が子どものときはいつも誰かが遊んでいるような公園だった。 *** 毎日ランニングをするようになって、日常が…

くじ引きのその後 #134

ドラフト会議は、一年に一度やってくる。アマチュア野球に詳しくないけど、すごく気になる選手の今後。 プロ野球志望届を提出した高校・大学・社会人選手たちが、10月の終わりにかけてソワソワするようになる。「自分がどこでプレーするのか」とくに優秀な選…

知的好奇心のメカニズム #133

物事を探求しようとする心。それを、知的好奇心と呼ぶ。そうやって深く知ろうとする先には、知識や理解の積み重ねがある。 平易なことばに言い換えれば、「学ぼうとする姿勢」がある、ということだ。 いろんなひとといろんな話ができるようになりたい、とか…

缶コーヒーはおいしくない #132

何回もやめようって考えながら、前に進む。広がっていた新しい世界に戸惑い、まわりと比べながら自分の居場所を見つけようとした。 何をすればいいのか。誰とすればいいのか。頭が1つじゃ足りないくらい、変わっていく環境に適応するために。 そんなとき、変…

オール・ニッポン #131

日本中が釘付けになるような催しごとで、自分の感じたことを発信するのははばかられる。 それでも、昨日のラグビーの試合は、心動きまくりで、止められずにはいられない。 かくゆう僕は、ラグビーが好きなわけではなく、ルールもわからず、とりあえず解説の”…

悲劇のヒロインを助ける #130

物事が上手くいかないときに、どうやら僕のせいらしいと思うことがある。それでも頭を回せば、僕のせいかもしれないけど、他の理由も大きいだろうと片付けてしまう。 そして次に言い放つことば(僕も悪いけど)僕は悪くない。このようなことは、誰にだってあ…

ジブンのものにする。ドキドキした。 #129

世の中には「服が好きだ」と、言うひとがいる。あれは「服自体」が好きであることを指しながら服が売られる「空間」を好きであるとも意味している。できるだけお店に行って、服を買いたいと思う「服が好きだ」というひと。たとえネット販売のほうが安くても…

服を着たいです #128

やはり、服が好きだ。‬‪振り返れば、いつからかパッタリと服への興味がなくなっていた?‬‪フィリピンに行ったら、なおさらで。‬‪それでも、久しぶりに服屋に行くと楽しい。‬ ‪僕が高校時代に目覚めた「個」に対する意識。‬‪つまるところ自己表現のために、‬‪…

FAKE NEWS #127

「嘘をつく時点で、尊敬の念はない」と書いた、2日前。その通りである。 どうして、嘘をつくのか。思うに「さびしいから」なのだろう。周りのことより、自分のことがかわいくなり、自分がトクをすることに”して”しまう。 でもやはり、嘘というのはバレる。し…

変えられるものにエネルギーを #126

悲しい気持ちだったのに、周りをみればカップルが笑って腕を組む。天を仰げばカラッとした青空が広がり、まるで僕が間違えているような気がしてしまう。 自分の気持ちとは裏腹に、世界は明るいことがほとんどだ。イヤホンをいつもより強く押し込んで、宇多田…

ファッションロッカーになりたくない #125

あばら骨の隙間がしびれる感覚。ビリビリっと、貫通していく。 僕はロックな生き方をするひとが好き。ミュージシャンに限らずね。それでも、おかしなことに、昔の人ばっかりだ。ミュージシャンに限れば。 ロックな生き方をしたくない、バンドマンが増えた?…

編集すると消える「事実」 #124

「編集する」ということ。それは事実が伝わりやすいように、手を加えること。ふだんから僕たちは、いろんな場面で行う。 紆余曲折のプロセスを経て、生まれた1つの事実。全て話すのではなく、ところどころ端折る。伝えたいからこそ、伝わるように。それが、…

ことばを武器にしない #123

休学にまつわるイベントをした。すごく小さなあつまりだったけど、精いっぱい想いを込めて。 僕の場合、休学の目的は「海外インターン」なので、その話しかできない。だからこそ海外インターンをして、自分の武器を手に入れましょうと繰り返した。 ただ、い…

アバンギャルドとミジンコの世界 #122

人と話が合わないひと。「あたしはこう思う」という意見を伝えるときに、みんなと違った。そんなときに”仲間外れ”にされないため必要なものは、論理である。 というのも、客観的事実に基づけば「ただ感情に任せるより伝わりやすい」という経験則に基づいて思…

タバコと刺青 #121

季節の変わり目を感じることができるほど、我ながら、人生は充実していて、スマートフォンだけが友達だというわけではない。 自分の居場所はいくつもあり、いろんなところに顔を出す日々。 今の僕が、僕であるのは、誰のおかげでありまた誰のせいなのか。 *…

腐れ縁の気持ちよさ #120

「ともだち」は多いほうだが、その中でも変わった関係のヤツがいる。大した話もしないのに、1年に1回は必ず会っている。「会おう」というよりかは、「なぜか」会う。 そいつとは、中学生のときに知り合った。中学生になり、初めて一緒にご飯を食べたひと。た…

サークルに入れなかった #119

キャンパスを歩けば、いつのまにか知らないヒトばかりで驚いた。彼らが目立つようエキストラに徹する。 そんな僕の安全地帯は図書館。だいたい4時間くらい過ごし、出てくると広がる茜空。お腹が空いたから帰る。 帰り道、いつものごとく大きな声を出す集団が…