頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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人を軽んじて、ことばを重くしない。 #46

f:id:noad2203:20190719210118j:plainインターンをしていた頃、記事を書いていた。
その記事のタイトルを決める作業が、
すごく楽しかったのを覚えている。
まるで、作品に命を吹き込むようなものだと思っていたから。
自分の子に名前をつける行為と、似ている気がする。

そういう僕は「ことば」の持つ力というのを
なめていない。
むしろ「ことば」が持つ力の強さには
驚いてばかりである。

***

僕が「ことば」と真剣に向き合うようになったのは、
高校生のときに出会った、ひとりの友達の影響かなあ。
お互い違う部活だったけど、
部活が終わると僕の家で
ゲームをしたり、音楽を聴いたりした。
その中で自分たちの進路や、人間関係のことなど、
自分たちの意見を言い合った。

僕はそのときはじめて「ことば」の一つひとつが
心にズーンとくる感じがした。
彼のように
「心に響くことば」を伝えたいと思うようになって、
真剣に向き合うようになったのである。

たぶん「ことば」から、その人を規定できるんじゃないか。
そのときの友達もそうだけど、
話をすればするほど
「その人がどういうひとか」
というのは、なんとなく分かるでしょう。
”自家製のことば”である限り、
自分の考えから生まれるものだからね、「ことば」ってのは。

そう思っているからこそ、
できるだけ言葉を選んで話すようにしたいんです。
もちろん、自分を偽るために「ことば」を選ぶのではなくて。

どう思われるか、は「ことば」で決まる。
決して人を軽んじて、ことばを重くしないでいよう。

 

今日も「頭サビ9割」にきてくださって、ありがとうございます。
人は相手を軽くみたときに「適当なことば」を放つんだ。
その「適当なことば」が重いときは、
必ず相手を傷つけることになるよ。