頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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「たのしい」が雨のように降っても #52

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イカバーを初めて食べた少女が
「種は、ペッてするの?」って聞いてきたから
「種はねー、チョコなんだよー!」ってお母さんが言いました。
そのときに少女がした、心からの驚きと喜びの表情、
素晴らしかったらしい。

この話をネットでみて、なんともいえない
あたたかい気持ちになりました。

あのときは、なにもかもが新しい。
知らないものばかりなのに、
毎日が楽しい。

***

初めてミッキーマウスを見た驚きを、
今でも覚えている。
すごく大きかったミッキーが、
僕をのぞき込むように見てくれた。

”得体の知れないもの”だっただろうけど、
出会えたよろこびがあって、
もう一度会いたいと思ったなあ。
新幹線で帰るときなんて
あの「出会い」が楽しくって、
すごく寂しくなったよね。

今、「知らないこと」があれば、
できるだけ遠ざかるようにしている気がする。
いったい、いつから変わったの?

成長することは、いいことばかりじゃない。
「たのしい」が雨のように降っても、
雨に濡れるのをいやがって、家から出ようとしなくなる。
そんな成長なら、したくない。

「知らないこと」から逃げずに、
向き合えるひとが得られる「たのしい」を
あのときみたいに、素直に感じたい。

今でもたぶん、あのときと同じくらい
「知らないこと」がたくさんある。
でも、ここからは
「知らない」と感じるかは、
そのひと次第になる気がするよ。

 

今日も「頭サビ9割」にきてくださって、ありがとうございます。
お好み焼きと、たこ焼きを1週間に1回は食べる。