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『天気の子』とエンターテイメント #56

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『天気の子』をみた。
観る予定はなかった。
でも、暑すぎたから。
ふと「涼しいところに行こう」ということで、
映画館に足を運んだ。

日本が悲鳴をあげているんじゃないか
と思うくらいの猛暑。
あつい、アツすぎる。

 古着屋をまわる予定だったものの、
とてもじゃないけど
まわれない。
予定を変えて、映画『天気の子』を観ることにした。

***

『天気の子』といえば、
あの『君の名は』でおなじみの
新海 誠(しんかい まこと)
監督によるアニメーション。

結論から言うと、観る価値が非常にある作品だった。
みて「おもしろい」「キュンキュン」「ゾクゾク」
というような感情より、
「すごい」という感情が一番に出てくる。

脚本、映像、音楽がすごい。
三位一体となって、ひとつの作品におさまるように。
ああ、これがエンターテイメントなんだ。

思えば、エンターテイメントの本質にあるものは
今あげた、3つの要素じゃないか。
それっぽくいえば、
ストーリーとビジュアル、そしてミュージック。
エンターテイメントを成り立たせるためには、
宝塚歌劇吉本新喜劇のような舞台から、
ディズニーやUSJのようなテーマパークまで、
共通してこの3つが欠かせない。

そうして非現実的な世界を生み出し、
至福のひとときを与える造形物こそが
「エンターテイメント」だといえよう。

『天気の子』に関していえば、
この3つの要素がほんとうにすごい。
ストーリー、
”ミクロ”の乱立する「起承転結」を、
ひとつの”マクロ”な「起承転結」で包括する。

ビジュアル、
異常とも感じられる風景描写へのこだわりが、
美しさと生々しさを与え、
また最先端技術と共存する。

ミュージック、
言わずもがな、
人気アーティストによる心揺さぶるバラードに、
シーンにピッタリの名クラシック。

正直なところ、
『君の名は』すら観てなかったし、
関心があるわけではなかった。
あらすじも知らない状態だったので、
だれが主人公か、途中まで分からなかった。

それでも「すごい」と心から思った
本作品は、ほんとうにすごい。
その所以は、
エンターテイメント性にあるのではないかな。
つぎは「君の名は」も、観てみることにしよう。

 

今日も「頭サビ9割」にきてくださって、ありがとうございました。
暑い日がまたあれば『天気の子』、オススメします。