ふとしたときに #63
そういえば、ふと思い出すのであった。
小学生のとき、なぜ学校の授業がおもしくなかったのか。
それは、学校の授業より「おもしろいもの」がたくさんあったからだ。
昼休みのドッジボール、
考えるだけでニヤニヤしたなあ。
たぶん、いろんなことにハマっていたんだと思う。
子どものときは、何もかもが新鮮で
いろんなことが、まだ「非日常」だった。
お昼になると、ドッジボールができるというのも、
うれしくてうれしくて。
授業中、惑星の種類を覚えるより、
「ドッジボールはやくしたいなあ」って思ってた。
ふとしたときに、考えてしまうのは、
ハマっている証拠なのだ。
例えば、ちょっとした待ち時間に
ゴルフの素振りをするひと。
あれは、ゴルフのことで頭がいっぱいで、
頭の中の至るところに
ゴルフがうごめいているんだ。
そんな「ハマっている」というのは
遅かれ早かれ、
終わってしまうのが目に見える。
「ハマっている」を超えたものだけが、
「好き」という日常になる気がするよ。
好きというのは、もっと落ち着いて静かなものだから。
考えただけで、やさしくなれる。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
僕の好きなものを、教えてあげます。