頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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チュッパチャップス #85

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脳内から離れないリズムとささやき
ふとしたときに思い出す。
僕は夢中で、そのことだけを考える。

いろんな味があるからこそ、
「他のとは違う」って
みんなに言いふらしたくなった。

とりあえず、
口が寂しくなれば欲しくなる
まるでチュッパチャップスのように。
「そんなもの」に魅了され、
思わず心が吸い込まれる。

***

大学の受験勉強を思い出した。
当時、不安と焦りにかられ
ガムシャラでしかなかった僕は、
自分自身に「ひとつの制約」を課した。

ーーポップスを聴かないこと

僕が好きなポップスは、中毒性のあるものばかり。
学校のことあるテストの最中に、
大好きな曲たちが
脳内で暴れるように流れた。

「コレが出れば答えがわかるっ・・・!」
という「コレ」をひねり出す集中力を
何度も邪魔された経験がある。
だからこそ
「ポップスを聴かない」と
誰かに誓った。

それで、それで。
今でもポップスを聞くときは、
少し用心してしまう。
「集中したいときに、ポップスが流れませんように」
なんて神に祈りながら。

音楽だけじゃなくて、集中したいときほど
思い出してしまう「ひと」というのもあるなあ。
「あいつ今何してるやろ・・・」
って考えなくてもいいのに、考える。
その状態を”依存”と言うんでしょう。

その「ひと」や「曲」があれば、幸せだ
というのは一見良さそうだけど、
「そんなもの」がなくなったときでも、
あなたは幸せになれるの?
また「そんなもの」が大きすぎると
あなたの日常を邪魔することだってあるんだよ。

「チュッパチャップスがなくても、幸せだ」
と言えますか。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
お笑いでもなく、音楽でもないメッセージ。