頭サビ9割

頭サビ9割

〜自分と向き合う時間〜

MENU

架空の大学のウェブサイト #114

f:id:noad2203:20190927224053j:plain

台湾で再開した社会人の方から、
教えてもらった。
「おもしろいひとが、いる」と。

ひとことでいうと、
すごくアホなひと。
でも、いろんな感情を揺すぶる、すごいひと。

何をしているかといえば、
自分が創設した大学の
ホームページを運営してる。

もちろん、大学など創設していない。
その人のジョークというか、
遊び心。
そんな架空の大学のウェブサイトを
更新する毎日。

「スクールカラー」や
「学部案内」、
「入試情報」まで。

なぜ、そんなことをするのかな。
しかも、そのサイトを
発信するわけでもなく。

僕はそのひとを知ったとき、
悔しくなった。
自分のウェブサイトとは桁が違う
ホープページへのこだわりや、
惹きつける文章術。

補足すれば彼は、
僕と同世代のワカモノ。
自分が無力なものに思えてしまう。

「すごいけど、」のことばのあと、
流れるようなメロディラインにのせ
悪いところを言いたくなる。
だけど、やはり「すごいもの」はすごいのだ。

***

「すごいもの」をみて、
ひがみや嫉妬の感情が生まれるのは
「自分もすごいことをしている」という、
自負があるからだ。

しかしそれ以上に
「尊敬の気持ち」が生まれたなら、
素直にマネしたいと思う。

この気持ちは、たいせつ。

「こういう風になりたい」
という気持ちには、
なかなか出会わないと
わかっているからこそ。
その光り輝くほうへ向かおう。

そうして「すごいもの」を
分析して、マネしたとしても
イミテーション(模倣品)にはならない。
ほかの「すごいもの」も、
自分の中で熟成すれば
新たな「すごいもの」として
スターピースになる。

マネすることは悪くない。
抵抗があるひとには、
プライドがある。間違いなく。

「自分は良い」というプライドか、
「自分が良いものを作る」というプライドか。
後者であれば「すごいもの」を見たときに、
自然と尊敬の念が高まる。
そして思う、
「マネしたい」って。

前者なら、感じよう。
自分は、それで良いの?

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
若いときのほうが、マネしやすい。

参考

https://wakuiminato.com/, 和久井大学