頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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いつのまにか無くしてしまうもの。 #228

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・いつのまにか増えているもの。なにがあるだろう。あるひとは「餃子の店」といった。じわじわと増えている間、ぼんやりしていて、置いてけぼりにされたのかもしれない。餃子の店、餃子の店、水餃子の店、餃子の店…。むかしから国民食だったんだよ、カレーやラーメンと同じように。でも「餃子だけの店」というより、中華のひとつでしかなかった。それこそラーメンの名パートナーであり、あくまでサポーターのようなものだった。それが、いたるところで見るようになって「今日の晩御飯は餃子ね」と言ってもオカシくないようになっている。

いつのまにか減ったもの。なにがあるのかな。あるひとは「公園」だという。調べてみると、実際には遊具が減っている。ジャングルジムや、シーソー、ブランコ。動く遊具は、危ないんだって。そりゃ危ないのは、よくないもんな。今の時代は大人たちが、そうやって納得しないといけないから、遊具はどんどんと姿を消す。それが、公園自体の存在感を減らしている。

いつのまにか無くしてしまうもの。なんだと言うのだろう。あるひとは「懐かしいもの」だといったらしい。ひとは、懐かしいものを、軽い気持ちで捨ててしまうときがある。その瞬間を、思い出せないくらいに。僕も今までに、何度も捨ててしまっていたなあ、特に服と写真。数えきれないものだ。でも「人生、充実していたなあ」と振り返られることが、幸せの指標となる年齢になったとき「懐かしいもの」があると思い出せる。もちろん、そのときは記憶力が落ちているから、目に見えるものであるほうがいい。そう思えば「懐かしいもの」を、捨てずに持っておくのもいいんじゃないか。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。