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〜自分と向き合う時間〜

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てんこ盛りの肩書き #240

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まわりに高校生があふれ、話をしていると年齢を聞かれることが多い。聞かれるたびに、「22さいだよ」と答えるたびに、おじさんになっていく感じがする。もうぼくは、英語ができなくて泣きじゃくっていた「ぼく」ではないし、インターンで上司に詰められ、歯を食いしばるしかできなかった「ぼく」ではない。もう自立して生きる、社会人の一歩手前である「ぼく」なのだ。

そんなふうに、いろいろな経験をさせてもらった今、どんなふうに自己紹介をすべきなのだろう。おもしろいのが、高校生のひとに「立命館大学にいます」と言うだけで、目の色が変わることだ。見た目のは裏腹に、ちゃんとしてるんですね!という素直すぎる眼差しが痛い。そう、ぼくは立命館に通っている。

言っておくと、立命館は就活で、そこまで評価されないよ!と、ぼくは思うけど、肩書きとしては意味をなすみたいだ。本人自体は変わらなくても、肩書きが変われば、評価が変わりうる。例外的に、キムタクは「SMAP」という肩書きがなくても、キムタクであり続ける。だけど、ひとはふつう肩書きをみて、ヒトを判断する部分がある。年齢も、立派な肩書きになる。

とはいえ、てんこ盛りの肩書きを身につけるのは、お腹いっぱいで苦しい。ビジネス界隈にいるよね、本人の実績と実像に違いがあるひと。自分を誇大に表現しようとする「いやらしさ」に気持ちが悪くなる。その一方で、実績があるのに「ただの○○さん」でありつづけるひともいる。「会えば伝わる」というスタンスだから、前もって肩書きで評価させる必要がない。そんな、すがすがしいひとなりたい。きっとそのためには、肩書きでの評価を意識しないほうがいい。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。