頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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少し不自由だが、不十分でない生活 #295

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ふと、友だちに勧めてもらった映画を思い出した。『365日のシンプルライフ』ーーそれは一旦モノをすべて倉庫に預けて、1日にひとつ取り出せる、というルールでの生活を1年続けたひとのドキュメンタリー。実話を基にしているようで「起承転結」といった展開は激しくない。しかし、それが逆にリアルさを演出していると思う。印象的だったのは、30日を過ぎると”少し不自由だが、不十分でない生活”が送れていることだ。

その映画を見ていると、、バックパックひとつでアジアを回ったときの記憶が蘇ってきた。当時、その国の気候に合わせた服が2、3着と、お金とiPhone、充電器があれば十分だと、ぼくは思っていた。もちろんジャケットやパソコンがあると、より生活は豊かになる気がする。だけど、ほんとうに必要のモノは思ったよりずっと少ない。バックパックひとつで自分は、アジアのいろんな場所で過ごした。死ななかった。だからこそ、そう思えるのだ。

所有とは責任であり、重荷になる。モノを持てば、生活が豊かになるのではない。持つべきは、目に見えないものだと思う。決して焦って、目に見えるものばかりを見ない。その上で”少し不自由だが、不十分でない生活”くらいを目指し、4月からはじまる東京での生活。なにをもっていこうか。そして、なにを買おうか。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。