頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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いつのまにか僕は口論をしなくなった。 #302

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・4月1日に入社して以来、研修が続く。2020年卒として同じ時期に内定し、入社したメンバーは50人くらいだ。(グループ会社も含めると、150人くらいだろう)ぼくにとって彼らと関わることはフレッシュな時間であり、刺激的な瞬間の連続である。大学院に行った理系のひとはもちろん、東京でキャンパスライフを送った、という経験をしているひとだって、かなりおもしろい。

そんなことを、ふにゃふにゃ考えていると、こんなことを感じてしまった。ぼくは、うまい具合に、みんなとやっているんだなあ……。そして、みんなもえらい上手いなあ。だって、異なるバックグラウンドからやってきた者どおしでしょう。それなのにぼくは、まったく違和感を抱かず、研修中はもちろん休憩時間を過ごせている。これを奇跡だとは思わないし、むしろ必然的にも感じてしまう。

思えば、いつのまにか大人のように対応できるようになったのだ。会社の研修でも度々出てくるのだけど「他者ありきの行動を取るように」と無意識に心がけている。それは決して自分だけでなく、まわりのひとたちも同じようで、そうして万物が穏便に済むようになった。だから””よほどのことがないかぎり””口論をしなくなったのだと思う。

「口論をしなくなった」という事実をありのまま受け入れるとするなら、安心した反面すこし寂しい。この寂しさとは、きっと本気の追求から生まれているのである。というのも口論をするときは、たいてい熱くなっていて、その熱さは「本気」を含んでいると思う。そんな本気になれる瞬間として口論の場面があったし、少なからず意味のある時間であった。そう感じるからこそ、悪い部分だけじゃない「口論」に寂しさを抱いている。

とはいえ、きっと研修を受けている同期たちと口論するときが来る。いや、来ないといけないのだ。「ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする」というコーポレートキャッチを体現できる人間になるためには、必要な瞬間だと思った。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。

 

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