頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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ドルチェ・ファールニエンテ #428

man sitting and smoking at the train station

・20代は冬の時代だという言葉が印象に残っている。

おかしくなるほどに、僕のはたらく会社のひとはワークドリブンというか、”一生けんめい”である。「汗くせと働くことは尊い」と、心から思えているような世界。そのうえで、みな頭が良いのだからすくすくと育つ。まるでガジュマルの木が、太陽の日差しを燦々と浴びるように。

そんな世界に浸っていると、知らぬ前に影響を受ける。そりゃそうだ、なのだけど、自分が変わってしまったことに気づくとき、少し悲しくなる。

イタリアでは「なにもしないこと」というのは喜びだという価値観があるらしい。日本と比べて、それは特殊だと素直に感じる。日本だと、休日となるほど平日以上に活動的になるひともいる。なにもせず1日を終えたときには、後悔するくらいだ。

しかしイタリアでは「なにもしないことこそ、最高の贅沢」なのである。それを、ドルチェ ファール ニエンテ (Dolce far niente)と言うらしい。けっして不安に思わなくてよいのだ。ただあるがままに、思うがままに活動をしない。そして、なにもしない歓びを味わう。

時が過ぎ去れば 些細なことなんて どーでもいーかなー なんてな

”一生けんめい”になりすぎなのかもしれない。 ただ、もっと頑張れるって、言うひともいるけどね。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。1番大事なのは身体。