頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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営業活動という作品 #431

two girls in-front of shop

・営業活動について。

ぼくは「営業」という行為が好きじゃなかった。なぜなら営業という行為がなくても、ひとは「必要だ」と感じたときに自分自身で動機付け、その「必要だ」と思ったモノやコトを求めることができる。つまり営業に対しては、他者に自利を押し付けているような感覚を抱いていたのである。

就職活動のときだって、文系でも営業職にならなくても良いために、コンサル会社や広告代理店にエントリーしていた。

しかしコンサルティング会社に入ったものの、ぼくは営業職に就いている。これは予想外だった。毎日お客さんの悩みを聞き、その悩みにあった解決策を自社の製品と結びつけて話をする。具体的に、コンサルティングをするわけではない。そんな仕事をこれから2年くらいするとなると、少し悲しい気持ちになってしまう。

とはいえ営業という行為と向き合ううちに、その価値を実感するようになってきた。というのも営業によって、顧客の潜在ニーズを顕在化させることができる。そして気持ちよく「必要だ」と感じさせられる。営業には”課題すら分からない顧客へのソリューション提案”として、押し売りの側面に限らない価値があった。

そう考えられるようになり、営業職というポジションである以上「営業」という行為と向き合おうと思っている。たっぷりと時間をかけている以上、それは営業という”作品”なのだから、振り返ったときに満足のいく気持ちになりたい。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。