頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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HOT COFEE. #466

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ひとが協力するときには、言葉にしていなくても「こうなってほしい」という期待がある。というのも自分が協力した結果、「こうなっていてほしい」という願望。例えば「寄付」という形で被災地の復興に協力する芸能人は、「少しでも以前のような生活を取り戻してほしい」とか「食料や生活必需品がもっと配られてほしい」と思っているだろう。

一方で、協力を依頼する側のひとたちにも「こうしたい」という願望がある。この両者間が持つイメージというのは、必ずしも同じではない。ここで大切なのは、協力を依頼する側は、あくまで自身の実現したいイメージのために協力を依頼する。協力者の実現したいイメージのために、協力を依頼しない。そのため依頼した側のアウトプットが協力者の期待値を下回り、”ガッカリさせる”ことだってある。

実際、ぼくがインタビュー記事を書いていたときに、インタビューに協力してくれたひとの「こう書いてほしい」という願望が存在していたと感じている。だからと言ってその願望通りに書くわけではなく、属する会社側の「こうしたい」という意向に即して記事をアウトプットする。(そうでないと、会社のメディアで出す必要がないからだ。)

協力者をガッカリさせないようにと注力を払いながら、また協力者として意味のある働きをするために。協力者にとって、何をいちばん伝えたら嬉しくて、協力する側にとって、何をいちばん伝えられると嬉しい?そういうメッセージをしっかりと握っていれば、期待はズレにくいと思った。HOT COFEE.

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。