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カリスマは、成果よりもスタンス #494

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カリスマになりたい、と思ったときにどうすればいいのだろう。

僕の友だちに「カリスマになりたい」と言うひとがいるのだ。彼は表参道で、美容師をやっている。3年間の下積みを経て、今年からスタイリスト(実際に髪を切るひと)としてデビューをした。

彼は言う、「やるからには、カリスマになりたい」と。これはビジネスの世界での「トップ営業マンになりたい」という感覚なのかな。少なくとも僕の周りには「カリスマ」を目指すひとは多くない。だからこそ、その想いをイメージするのはむつかしい。

彼に「カリスマになるためにしていること」を聞いてみると、技術の向上だと答えた。考えてみると、たしかに共通してカリスマは圧倒的な成果を残す。技術がなくては、成果にはつながらないから、必要なプロセスなのだろう。

とはいえカリスマという存在の価値は、圧倒的な成果を残すスキルよりも、物事への独創的なスタンスなのだと思う。いわば成果が前提であって、その上でのオリジナリティあふれる物事への姿勢だ。例としてローランドや、本田圭佑が挙げられる。

例から思うことは、その世界のカリスマは、既成概念に囚われない。そして、自分の思想に基づいた姿勢がある。その価値観に基づく姿勢にひとは動くのだと思うし、そう捉えればカリスマは「成果」よりも「スタンス」だ。

だから技術を磨くことも重要である一方で、どのようにして独創的な思想を得て、人を魅了させるかというのもカリスマは考えなければならないと思った。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。