頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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【食レポ】天国に出前したいラーメンNo.1「ゆうらい」 #113

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どうしても忘れられないのは、
求めているから。
ひとと違って、別れることはなく
会いにいけば、会える
魅惑の味。

ベトナム、マレーシアで
「麺がおいしいよ」
と言われ、食べるたびに
「オイシイなあ」と思いながらも、
頭の片隅から見え隠れした
あのラーメン。

やっぱり忘れられない。

大阪の茨木市にある「ゆうらい」
という駅の近くにあるラーメン屋。
僕の通う大学から、
歩いていける距離にある。
昨晩ようやく帰国し、
何も考えずに
ゆうらいに向かっていた。

店内は10席程度の
こじんまりとした空間で、
店員さんは2人。
気前のいい男性店員と、
ムラサキのベリーショート
「いかにも関西人」といったような
女性店員がきりもりする。
この女性店員は
「おかん」と呼ばれる、
というよりかは
仲良くなると、
そう呼ぶように指示してくる。

「元気しとったんかいなあ!」
「勉強がんばらなアカンでえ」
どれだけ疲れたときも
悲しいときも、
オカンと話をすれば元気が出た。

僕がゆうらいを好きなのは、
このひとの存在もある。

話を戻して、
ラーメンが出てきた。

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濃いくち醤油のスープに
いかにもコシがありそうな麺。
そこに禁断のおろしニンニク。
もう、ポジティブなため息しか出ない。

遊戯王でいえば孔雀舞(クジャク・マイ)ばりに
心はサレンダーしていて、
「スープから。」
といきたいところだが
もう止められない。
僕はセオリーを無視して、
麺をほおばる。

まとわりつく醤油とニンニクの
凝縮された味わい。
醤油といっても、どこにもない味。
「しょうゆ」かどうかも分からない。
なぜか少し酸っぱくて、
やみつきになる。

僕は顔中に電撃が走るように、
ビビッとうまさを感じた。
そのあとは脳。
クラッとするほど、おいしい。

(たぶんさあ、イケナイもんが入ってるんじゃないかなあ。)

コシのありそうな麺は
そこらの「うどん」とは
比べものにはならないほど。
やはりコシがあって、
満腹中枢が"やってくる"まえに
少しでも麺をすすりたいです。

食べ終わるころには、
どんな夢をみたときよりも
幸せな気持ち。
まさにソウルフードで、
僕が天国に行けるのなら
神様に頼んで出前したいくらいだ。

***

感動というのは、
期待値の遥か上をゆく。
こころの疲れや痛みが
ホロホロと取れていくように、
落ち着いたものであり、
あっかいもの。

人を感動させることは、
何度あるのだろうか。
それに今まで僕は、
1人でも感動させたことはあるのかな。

そう考えれば、
ラーメンゆうらいの偉大さがわかるよねえ。

 


今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
こうやって書いていると、また食べたくなってきたなあ。

 ***

ラーメンゆうらいの行き方を載せておきます。

場所:大阪府茨木市西駅前町8-7 華岡マンション1階
電話番号: 072-625-6949
営業時間:以下の通り

(月・火・木・金)
・11:30〜13:30
・18:00〜翌1:00(L.O.24:45)
(水)
・11:30〜13:30
(土)
・11:30〜13:30
・17:00〜23:00(L.O.22:45)

定休日:日曜・祝日

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3年くらい前の、尖っていたナオキケーの写真

ここまで見てくださった、あなたに豆情報を。
運が良ければ、おかんが写真を撮ってくれます。
そして、壁に貼られます。

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フードの上から、よく分からないハットをかぶるナオキケー

なんとも言えない表情。
ゆうらいで撮影された写真のナオキケーは、全て真顔です。
そして服装もおかしいです。

ぜひ探してみてください。