頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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神戸のサロンにて #149

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久しぶりに、神戸のサロンに行くことになった。
フィリピンから帰って来て以来、
なんだかんだ地元のおばちゃんが開く
サロンで髪を切っていた。

本来「髪を切ること」は
どうでもいいこと。
ただ、そのサロンは少し違う。

スタイリストが神戸では
ちょっとした有名人で、
一言でいえば「パンク」。
モヒカンに全身タトゥーが
トレードマークの
ファッションアイコン。
そんなひとが
担当してくれることになった。

見た目は強面。
実は街で何度か見かけたことがある。
しかし、とても近づける雰囲気ではなかった。

そんなひと、となると
”ただ髪を切るだけ”なのに、
ちょっと緊張して
服を選びなおしたり、
香水を考えながらつけたりした。

午後1時から予約していた関係で、
神戸に着いてから
お昼ご飯を取る予定。
しかしろくに
喉を取りそうもなかった結果、
シーチキンマヨネーズの
おにぎりだけ食べた。
おにぎりで済ませた分、
余った時間、ソワソワしながら
”5分前”に入店したのである。

驚いたことを1つだけあげるなら、
そのひとは外見とは裏腹に、
信じられないほど優しかった。
今までの緊張が
バカらしく思えるほどで、
いろんな話をしてくれた。
好きな音楽の話や、
最近生まれた子どもの話。
もちろん、ファッションの話も。

印象に残っているのは
「上の世代に、刺激を受けなくった」ということ。
その一方で
「下の世代から、刺激を受けることは少なくない」
と話していた。

***

「刺激をもらう側」がいつの間にか、
「刺激を与える側」になる。

そのひとの場合、
その意識の表れとして
上の世代から独立した「個」が
下の世代と関わるようになった。

「刺激をもらう」とはつまり、
緊張するような相手の言動が
心に残ることではないか。
僕がそのひとに緊張し、
こうしてブログを書いているのは
刺激をもらったという証。

そういう意味で、
僕はまだまだ上の世代から
「刺激をもらう側」であり、
いつか「刺激を与える側」に
なれるのかもしれない。

そんなことを考えながら
あっという間に施術は終わり、
なんだかいつもよりも
「ホクホクした気持ち」で
店を出たのだった。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
ビール飲みたいけど、ハイボールもいいね。