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登山服を着た高齢者と「席を譲るマナー」 #213

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東京で働く兄が帰省していたのを機に、家族水入らずでディナーをしました。

僕の家では2ヶ月に1回くらい、ちゃんとした(風の)レストランでディナーをするのですが、その場でのマナーというのは難しいですよね。

たとえば「ナイフとフォークの持ち方」や「料理の食べ方」など、ありふれたマナー。それに「ワイングラスを鳴らして良いのか」というような、知っておかないと分からないマナーまで。

特に「料理の食べ方への気配り」は、個人差が大きいでしょう。僕は白身魚が出てきたなら、身が崩れないよう慎重にナイフを入れます。それは料理の見た目が「提供されてから完食されるまで、常に綺麗であるべき」だと思っているからです。しかし、そのマナーは”当然ではない”はず。

レストランに限らず、世の中にはマナーが溢れていてる気がします。たとえば電車の中では、高齢者に席を譲るべき。これはマナーですよね。

では登山服を着た高齢者なら、どうか。老けている中年の方かもしれない、そんな人に席を譲っていいのでしょうか。

考えてみるとマナーというのは、あくまでマナー。「ルール」と違い、言語化されていない暗黙の了解だと言えます。暗黙の了解なので、お互いの認識にはズレが生まれやすく、マナーとしての認識の程度にも差が出るのです。

だからこそ、押し付けるのはよくないなあと思います。今日の今日まで、僕はマナーを押し付けて、よく叱られていました。

えてみると、マナーの多くは”自分なりのもの”。伝えてもいいけど、共感が得られないなら「相手にとってはマナーでない」と知っておくべきでした。無論、押し付けなどダメ。

最後になりますが、マナーはより良い社会を作るために存在します。周りに溢れるマナーに共感できたら、より良い社会づくりのためにマナーを守りましょう。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。