頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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「教育者」と働いたことを思い出す。 #277

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・自分がなりたい、と思えるひと。先日ひょんなことからテレビに映り、その反響で多くのひとから連絡をもらった。その流れで、上司だったあるひとから「暇なら、遊びにおいでよ」と言ってもらい、会うことになった。そのひとは、ぼくがフィリピンでインターンをしていた会社にいたけれど、今はもう辞めて京都ではたらいている。いまだから話せるけれど、という枕詞とともに、たくさんしゃべった。

ふとランニングをしていて、そのひとはフィリピンにいたときから「教育者」だったのだと思った。いいや、フィリピンで働く前からだろうか。大学の職員になったり、語学学校のスタッフをしたり、今は国際交流を促す役割を担おうとしていたりする。まさしく教育に携わってきたキャリアであり、それゆえ教育への想いが強い人なのだと思う。

ぼくのイメージでは、語学学校は教育業界であるものの、日本の一般的な学校とは違いビジネスの側面が強い。それが悪いことだと言えないし、企業努力が求められる業界であるはずだ。そのうえで、ぼくのいた語学学校に「教育者」がいたことが、会社としても学校としても良かったのではないか。ぼく自身は多くの上司から「ビジネスのいろは」をかじりつつ、教育者であるひとから「人として大切なこと」を教わったこと。それがインターン生活を、かけがえのない時間にしたのだと思う。

人として大切なことは「ひとのことを想うこと」だと、そのひとをみていると感じる。嫌な気持ちじゃないか、そのひとのためになっているか、無理をさせてないか、などのように、ビジネスでないがしろにされうる想いを、心に灯し続ける。そして、その「ひと」というのは自分のことでもあり、自分の気持ちにも想いを巡らせる。これから部下ができる年齢になったとき、ビジネスの要素だけでなく、人として大切なことを伝えられる「教育者」にぼくはなりたい。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。