頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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当たり前じゃない「当たり前」と向き合う #289

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当たり前だと思うことの多くが、同じグループ内での共通認識でしかなく、その基にはルールが風土がある。だから違うルールや風土を持つひとなら、ズレが生じてくる。そういうことを、ぼくは分かっていたつもりだった。しかし深い意味での理解を、できていない。そうスリランカで感じたのである。

たとえばスリランカで見られるカレンダーは、日本と同じグレゴリオ暦だ。しかし日本とは違い日付が縦に並んでいく。1.2.3.4.5という日にちがカレンダーの枠いっぱいまで並べば、次は右側にずれ6.7.8と続いていく。はじめて見たときに違和感があったけど、日付というのは横に並べなくてもいい。そう思えば少しずつ縦並びのカレンダーが脳に馴染んでいった。

毎日、三食がカレーであることや、そのカレーを手で食べること。ペットボトルの水は、開けたら必ずこぼれること。いずれも日本では「特別」なことだと判断されるはず。そういうことが、3回くらい短い頻度で起きると疲れるものの、当たり前ではない「当たり前」から逃げないでいたい。逃げることはつまり、同じグループでやさしい風に温まってるだけな気がしてしまう。

「知ろう」という気持ちがあれば、当たり前じゃないことも、ポジティブに向き合える。一緒に行った友だちがそうだ。彼は、違和感をおもしろがれる。そして当たり前じゃなかったことを、新たな「当たり前」に昇華できる。そんなふうにすべきだと、世界規模で当たり前でなかった「コロナウイルス」から感じている。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。