頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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ネコ、サンキューな。 #293

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・ネコがウチに来て、4ヶ月くらいが経った。お父さんが毎日寝る前に、”おやつ”をあげているおかげもあるでしょう。おなか周りが、立派になっているネコ。それなのに顔の大きさは変わず、ちっちゃくて丸い顔がかわいい。いつも「ずっと家にいてね」と思ってしまうほど、見ていて癒される。抱っこをして大量の抜け毛がスウェットについても、それすら触れ合った証だから誇らしい。ぼくは動物に対する抵抗が少なからずあるけれど、「ネコは大丈夫」といえるほど価値観を大きく変えてくれた。

しかし僕たちは決して、コミュニケーションを取れているとはいえない。共通のことばがなければ、ボディランゲージも通じないわけだ。よく考えてみれば、そんな生き物同士が一緒に生活している。なんだか奇跡じゃないか。そういう想いもあるからか、ふとしたときに「あなたの一生を、一緒に過ごせてうれしい」とおもう。ネコの気持ちもわからないのに、共に生活することを強いた。いわば人間のエゴを押し付けたんじゃないかと、考えてしまう。

これは”今の年齢”から飼い始めるからこそ、だ。子どものときであれば、考えるよしもない。なぜならネコがいて当たり前で、ネコありきの人生を問う機会がないからだ。しかし大学生になって今、親が「ネコを飼いたい」とぼくに告げたときから「ヒトはなぜネコを飼うのか」という問いを考えずにはいられない。そして親の意図は、なんとなくわかってしまっている。だから一緒に過ごすことには感謝して、尊敬してネコと暮らしたい。ムカつくこともある、めんどくさいこともある。とはゆえ、サンキューな。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。