頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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あのひとは、じぶんとちがうなあ…。 #368

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・優秀って、なんだろうか。

会社に入って、成果にコミットできるように努める。成果を残すための過程で、うまくいくいかない時期があり、そのときに周りと比べてしまう。<じぶんって、なんてダメなんだろう。><ç>「ひとと比べない」なんて口では言うものの、実行するのはむつかしい。なぜなら社会は相対評価を認めていて、その社会で生きているからだ。他者の「優秀さ」が”自分にないもの”であるほど、うらやましくて仕方がない。

そんな「優秀さ」とは、結果を残すひとに使われる傾向がある。もっと言えば、目に見えるポジティブな結果を出すひとに使われる。例えば営業成績が良いひとや、議論をどんどんと推進できるひとだ。結果を残すために必要なスキルは、多くの書籍によって紹介されているように、ロジカルシンキングマーケティング思考などがある。それゆえ演繹法的に、それらのスキルを発揮するひとも「優秀だ」と思われやすい。(「結論から言うと〜」から話し始めると、なんとなく優秀な感じしません?)

しかし目に見えるポジティブな成果を残さなくても、なんとなく「優秀さ」が伝わってくることがある。<言葉にはできないけど、このひとは優秀だよなあ。>といった感覚。おそらくそれはビジネスマンとしての「優秀さ」というより、ひととしての「優秀さ」なのだと思う。仕事において目に見える結果が評価され、求められるのは当然である。けれど目に見えにくい結果、たとえば遅刻をしない、挨拶をする、気配りのある聞き方などを積み重ねることも、評価されるに値すると感じている。

両者は完全に分断されているわけではないものの、性質がやはり違う。ビジネスマンとしての優秀さは「スキル」に関わる一方で、ひととしての優秀さは「スタンス」に関係する。<あのひとは、じぶんとちがうなあ…。>ということが、スキルでは「正」だとしても、スタンスでは「否」かもしれない。自分のスタンスの良さに焦点を当ててみると、意外と「(ひととして)優秀だ」と思えるんじゃないか。”社会のなか”でモチベーション高くはたらくため、優秀であるポイントを知っておきたい。