だれかと「おいしい」をシェアすること #392

・からだを壊したので、5分で書こおうっと。

おかゆを、みなさんすき？ぼくは、あんまりすきじゃない。理由はいろいろあって、たとえば「食べた気がしないから」ということがある。おかゆって味も薄味だし、食感もあまりないでしょう。そりゃあ、カツカレーのほうが食べごたえがあるよ。まずスパイスのにおいから、食事がはじまる。それでカツのサクサクの食感、油分が口にジュワアと広がる感じ。でもそれより、もっと大きな理由がある。

おかゆを食べるとき、というのはたいてい「からだを壊しているとき」だ。それが、非常に大きいと思う。というのも、おかゆは誰かとシェアするものではないのだ。料理というのは、近くにいるひとと同じものを食べて、相手が「おいしい」と言ってくれることが、じぶんの「おいしい」にもなる。さきほど例に挙げたカレーだと、わかりやすいでしょうか。

「空腹は最高の調味料」と誰かが言っていた。同じものを食べるとき「おいしい」をシェアできることも、「幸せを増やす調味料」だと思った。しかし、おかゆは誰かの「おいしい」が決して含まれない。それが寂しいのだ。おかゆほど、ひとりで食べてきた料理はないし、食べるときの状況もネガティブなことばかりだ。そう感じると、やっぱりおかゆは好きじゃないかなあ。

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。