頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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きれいごとが理念のように広がる #408

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・期待に応えたいという想い。

「これ、できる?」って聞かれて「できません」って答える。そう言うためには、相当の自信がないといけないと思う。というのも自分に自信があるからこそ、できないことがわかるのだ。逆に言えば「なにができるのか」というのが明確にわかっていて、そのできることに自負心があるから「できない」ってはっきり言える。

たいていの場合は、とくに若いときというものーー「できます」と、答えたくなってしまう。しかし、できるとは限らない。「できます」という名の「やってみせます」という表明なのだ。その表明には、期待に応えたいという想い。もっと言えば「相手の期待を裏切りたくない」とか、「がっかりさせたくない」とか考えている。

その結果、ひとは無理をしてしまうのだけど、その無理を繰り返してしまう。けれど必ずしも無理をしたからと言って、結果が出るわけではない、むしろ「頑張ったけど、うまくいかなかった…」と、自分を責めたくなる。思うのだけど、「できない」と言う勇気は意外と出ないのである。

せめて頑張っているひとを馬鹿にもせず、「よくやった。ありがとう」って言ってくれる世界が広がればいいのにね。「結果」も大切だけど、結果を出す「ひと」のほうが大切なわけだ。これは、きれいごとです。そんなきれいごとが理念のようにして、共通の感覚になり、浸透していく世界を目指したい。

そのためには、まず想うことでしょう。心から、実感を持って。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。