頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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Into the 決め事 world #472

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・人は決め事があると、つい従ってしまう。ルール、風習、文化、マナーなど。習慣だってそうだ。円滑な日常を送るために、決め事を利用するのは得策である。なぜなら、一つひとつの行動に対して、思考する手間が省けるからだ。

しかしときたま「なぜこんなことをするのか?」と疑問を抱く決め事もある。たとえば「恵方巻を食べるときに特定の方角を向く」ということは、なぜそうするのか分からない。それでも結局、私たちは特定の方角を向きながら、恵方巻をほおばる。

決め事に従うことは、前に述べたように「思考する手間が省けること」に加え、安心感を買っているような気がする。自分が今考えたことよりも、以前から存在した決め事のほうが安心できる。

また決め事をその通りやっていれば、幸せになれると思うこともある。正月に初詣をしたり、節分に恵方巻を頬張ったり。それらは、ちょっとした福を得たときに、決め事のおかげかなあと思えるからこそ止まられない。

決め事のなかにいる以上、安心感や幸せというのが担保されるような気がした。一方で、それらに満足できなくなったときに、ひとは決め事(既成概念)から抜け出そうとするんだな。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。