頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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物真似のほんとに良いコト

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・むかし、松本人志さんがこんなことを言ってたんです。

生の談志さんで、
僕が見て驚いたのは、小さい声でしゃべりだしたこと。
客がどうも落ち着かないときに、小さい声でやった。
マイクがあっても声が聞こえないんですよ。
みんな静かになったんだよねぇ。
そしたらだんだんボリュームを上げて落語を始めたの。

で、こないだ談志さんに初めて会ってそここと聞いたの。
そしたら「そう!」だって。計算ですよね。
それはたぶん、前に先輩がいたんだと思いますね。
談志さんものすごくモノマネがうまいんですよ。
CDで志ん生のモノマネしている部分なんて、
俺そうとう志ん生が好きなんだけど、そっくり。
声が違うのに志ん生
悔しいほど似てる。

落語好きとして知られる松本さんが故・立川談志について話した。「モノマネがうまい」と。

なんだろう、物真似が大事だってことは、たくさんのひとが言ってるね。「守破離」とか「ロールモデル」もかも、そうじゃない?リスペクトできるひと(師)を真似することは、自分の中にその師を取り入れることになる。すると時間が経つうちに、言動が図らずもその師のようになってくる。「どうしたらいい?」って考える前に、手が出て口が出るようになるのだ。そうしてさ、以前より上達しているのである。

そんなふうに「上達した状態」という結果を得られることは、物真似するメリットだとおもう。一方で、プロセスにも価値がある。物真似のほんとに良いコトは、相手の自信を手に入れられることだ。それは一生懸命なほどに、相手が乗り移る。たとえ自分が下手くそでも、相手を真似ているときは、上手な自分になれる気がする。過程において自信を得られるから、良い結果になるんだよな。

だから、まだまだ自信のないときは真似したい。改めて、その物真似を通して得た自信によって、良い結果につながるのさ。同期の優秀なやつ、マネージャー、会長。インターンのときにお世話になったひとたちも。どんどん物真似していこうぜ。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。