頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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遠い存在のひとは、名無しの権兵衛さん

Sunset, Santorini, Greece, Greek Islands, Travel

・最近ね、気づいたんです。

世の中には、たくさん「うまいこと」を言う大人がいる。もう、ことば巧みに言っているんです。それは、メッセージだけ切り取ると名言のようにも聞こえる。でも、なぜかメッセージを素直に受け取れないときがあります。

一方で、「うまいこと」を言えない大人もいる。ずーっとしゃべっているから、よーく聞いてみる。すると、同じことを言っているんです。それが分かりづらいメッセージなんだけど、なんだか分かる。その違いって、なんなのだろう。

ぼくの会社のひとはは「関係性」の違いって言うだろうね。メッセージが同じでも、その話し手と受け手の関係性によって、意味が変わってくる。

これは、単純に「誰がいうか」ではなく「相手がどれくらい近い存在か」である気がする。たとえば「おもしろくない」ということを誰かが言ったとして、その「誰か」が自分とどれくらい距離があるか。もし、それが「近くのひと」だとしたら、けっこうキツい。

自分と他者には境界線みたいなものがあって、相手が自分のほうに近づいてきたとき、そのことばは重くなる。しかし遠いままだと、同じことばなのに軽いとおもった。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。誰ってわけじゃないんだ。遠い存在のひとは、名無しの権兵衛さんみたいなもの。