頭サビ9割

頭サビ9割

〜自分と向き合う時間〜

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うまくいってないときに。

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先輩方は、こういうことを言うわけです。「大事なのは、うまくいってないとき」だと。ただ、それが若いときには分からないのだ。

たいてい若手には、成功体験を積んで欲しいのである。だから組織として、若手がうまくいくようにする。そのおかげもあって、うまくいくと、若手は自信満々に物を言うよう。「こうしたほうがいい」ってね。そのときに、うまくいかないときの話をされても、刺さらない。

しかし、それがあるときから変わる。たとえば、新たに若手が入ってきたとしよう。そすると、組織は新たな若手をうまくいくようにする。すると、今まであったサポートがなくなり、以前のような成果が残せなくなる若手が出てくるのだ。

そのときに、”古い若手”は驚く。意味が分からない。成果とともに、自分は成長したと思っているから、その成果が組織によるものだと信じることができない。そういうリアリティーショックがあるんじゃないかとおもう。

たいてい、そんな経験が若手のときはあるのかな。失敗とまではいかなくても、成長の停滞期のようなもの。そんなときに先輩は、言うわけです。「大事なのは、うまくいってないとき」だと。そのときになって、うまくいかなくなって、ようやくその意味を知る。

まず自分がうまくいくことの背景には、多くの人の支えがあることを知る。そして、うまくいってないときは、課題を乗り越えるだけの論理的思考や、情理的な意識を鍛えるチャンスである。だから、今後の成長にとって大事だということだ。

まあ、これはうまくいっているときに言われても、響かないんだけどねえ。厳しい状況になってはじめて、実感を持って学びにできるんだよ。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。昼から飲んだ。