頭サビ9割

頭サビ9割

〜自分と向き合う時間〜

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頑張ってばかりの自分

Taiwanese Cuisine, 鲁肉饭, Braised Pork Rice, Rice, Pork

・エッセイというのは、なんだかいい。その理由は?そう聞かれて、なかなか答えられなかった。

だけどなんとなく思っているのは、ありふれた日常が華やかになる。というのもエッセイを書くひとは、日常と非日常を行ったり来たりするのが得意なんです。日常の違和感を、大きくして見ることができる。その逆もあるよ、すごい突飛な話だと思ったら、そこにあるのは普遍的なテーマだったりね。

そしてエッセイを書いているひとは、たいていふつうのひとです。「自分とは違う世界のひと」だとおもってしまうと、その日常が非日常になる。そして日常に帰ってくることはない。そうなると、どうだろう。途端に話が入ってこない。

そんなふつうのひとの日常を、自分と照らし合わせるうちに、知らぬまに非日常に行ったりして。それがたのしいよ。同じように自分の日常も「非日常」になるんじゃないかって期待している。

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ふと、今やっていることがバカらしくなること。なかなか報われないと、腹がたつ。<なぜ、こんなことしているの?、なんの意味があるの?>そうおもうことほど、自分がはじめ価値があると信じていたことだ。ああ、それは、すごく悲しい。そして、とめられないほど寂しい。そうならないためにも、息抜きは必要なんだとおもう。

頑張っている自分と、あえて距離を置く。そうすると、頑張っていることを素直に褒められるからね。ずっと頑張る自分でだと、それがふつうになってしまうから。ぼくは息抜きの1つに、エッセイをすすめたい。読んでいると、自分と筆者の世界が接続される。そして、いつのまにか頑張ってばかりの自分から抜け出せるから。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。ふたつの文章を無理やりふっつけた。そんな相撲の技がありそうだ。