思い出の中の自分

どうしてもひと恋しくなってさ、いきなり友だちに電話して「今から1時間だけ飲まない？」って。それで飲みながら、同じ時間を過ごしている。なにか話をしたい訳でもないけれど、ただ自分が必要としている。そういうときに一緒にいる友だちは、ほんとうに大切で、そしてきっと、その時間のことはずっと忘れない。

もうね、若いときの時間というのはどんどん少なくなっていく。もしかすると結婚するして、友だちよりも家族の時間を優先せざるを得ない。いまは自分勝手に行動できても家族が増えれば自重せざるを得ない。「新しい幸せのかたち」を手に入れたのなら、そのときには「昔の幸せ」として友だちとの時間を羨ましくなっているだろう。

高校生の頃が懐かしく思えてきて、戻りたいなあとおもうこと。そんなふうに、大学時代も同じように思うのかな。もしかしたら社会人1年目も、2年目も…思い出は美化されて、今を頑張る栄養素にしていく。それが自分にとって都合の良い解釈だとしても、そのおかげで頑張れるなら良いさ。思い出の中の自分は、いつもイキイキとしている。

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。新しい自分で。