頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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なんのために、頑張るんだろう。

The Side Of The Road, Snow, Mountains, The Stage, Steep

・音信不通だった友だちと話をした。

ある日、彼女はSNSの世界からパタリと消えた。皮肉にも、ぼくは彼女の家(実家)がどこにあるのかも知らなければ、携帯番号も知らなかった。だからSNSからいなくなってしまうと、連絡を取ることは不可能に近かったのである。

しかし、そんなぼくと彼女をつなぐ唯一の手段が「メール」だった。<もしよかったら話したい!暇なとき、連絡して!>偶然知っていたからダメもとで送ると、返信が来た<連絡ありがとう!しばらく音信不通にしててごめん>

***

メールがきっかけて電話することになって、いろいろと話をした。いまは、大学院に通いながら事業をしているとのことらしい。音信不通になった理由は様々だったけど、ひとつは「やりたいことに集中するため」のようだった。

彼女曰く、しばしば友だちに会いたくなる。でもその想いは「やりたいこと」の邪魔になると思えば、自然となくなっていく。あくまで「やりたいこと」をやりきることが自分の幸せだから、その幸せを想えば辛くない。そうして友だちと会うことはないし、SNSを再開することはないのだという。

ぼくは、大切な学びを得たような気がした。

なんのために、頑張るんだろう。それは、結局自分のためでしかない。だから自分が幸せにならない頑張りは、無駄だ。

意外と頑張っている途中で「その頑張りが自分のためにならない」と気づくことがある。強調していうけど、往往にしてある。たとえば良い会社に入るために、就職活動を頑張る。それは、誰のためだろう。その頑張る理由が「自分のため」だと明確に言えるか。

頑張る対象となる取り組みの難易度が高いほど、「自分のためになる」と思えれば頑張れる。それをやったら、お金持ちになれるとか、めっちゃ成長できるとかね。その利己的な理由を握った頑張りは強い。しかし自己が弱いひとは、周りに流されて頑張る傾向にあるから、利己的な理由がない。そうなると、続けるモチベーションがなくってしまう。

改めて、問わなければならない。なんのために、頑張るんだろう。自分のために、頑張る理由を考える。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。