頭サビ9割

頭サビ9割

〜自分と向き合う時間〜

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けっきょくは思想。

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・「男には人生を賭けて戦わなアカン時がある」というタイトルで、サイトにあがっている動画がある。

当時、学生の日本一になった立命館大学アメリカンフットボール部が社会人日本一の松下電工に挑む。そんなときに立命館大学の監督であった古橋さんが言った言葉が、今でも忘れられない。

「男にはな、人生をかけて戦わなアカン時がある。相手がどんなに強い、相手のほうが絶対に有利だと言われててもな、立ち向かって行かないかん時がある。 松下電工が強い、有利だというのは、マスコミが言ってるだけやろ。フットボールの内容、チームワーク、どれを取ってもわれわれのほうが上や! それぐらいの力はお前ら1人ひとりが持っとる。お前らならできる、お前らならできるんや! やろう! このチームで最後の最後まで頑張って、力を出し尽くして今日は勝つ! さあ、勝つぞ! 1・2・3・GO!」

 その動画を見ると、アメリカンフットボール の経験のない私でも心が震える。実は「ペップトーク」と呼ばれる、緊張や不安をやる気に変え、本来持つ力を最大限に引き出すための話し方がされていた。しかしそんな監督の話し方以上に、感じたことがある。

それは、その集団を一致団結させるほどの思想が存在することだ。たとえペップトークがどれだけうまくても、監督と選手の関係性が悪ければ響かない。要は、1つにまとめるための思想が存在したのだと感じる。

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きょう、仕事をしていてお客さんに「貴社と他社の1番の違いはなんだと思いますか?」と聞かれた。ぼくの頭に一番にあがったのは「思想」だった。それは誰かが教えてくれたわけではなく、会社の一員として感じたことに他ならない。

ほんとうに辛いときや、苦しいとき。歯をくいしばることしかできないときに、信じられるなにかこそ、自分や他者の思想だとおもう。そんな思想が集団をまとわる組織は、やっぱり強いのだ。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。日本に、思想はある?