頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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勝ち負けで判断しきれた頃

Grilling, Hotdogs, Hamburgers, Burgers, Grill, Barbecue

・『カイジ 人生逆転ゲーム』と『カイジ2~人生奪回ゲーム~』を観て。

最近、Amazonプライム・ビデオの見放題プランで映画「カイジ」シリーズが観れるようになった。もともと何度か観ていたけれど、上映されてから10年以上も経ったこともあり改めて見直した。話のシナリオとしては、シリーズを通して主人公で「負け組」の典型とも言えるカイジが「勝ち組」と戦う様が描かれている。

正直なところ、ここ最近で「勝ち負け」をここまで意識した時間はなかった。わかりやすいVS構造のなかで、勝ち組は、負け組のカイジに対し「クズ」や「虫けら」などの罵声を浴びせる。一方でカイジは、そんな自分を認知した上で、勝ち組に抗おうとする。

きっとここ10年で価値観はより多様化し(SNSの発達により、様々な意見を表明しやすくなり、多様性を認めざるを得なくなった)、「勝ちや負け」では判断しない世界観が広がっただろう。だからこそ、本シリーズは「勝ち負け」で判断しきれる最後の時代に作られていて、今製作されればまた違った表現が使われていたかもしれない。

それでもなお、この時代において「勝ち負け」での判断が時として求められる。そのタイミングにおいて「勝つ」ために、常に我が刃を研ぎ続ける努力が大事だとおもう。それこそ本シリーズのカイジのように、人生を逆転する瞬間において勝つことができるのはスキルだけでなく「執念」等の気持ちがあるかだ。

その気持ちを醸成するためにh、日頃から勝ち負けへの感度を強く持つ状況を作ろうとおもった。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。