頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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氷の溶けたコーヒー #79

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アイスコーヒーというのは「濃さ」が大事だよね。
そうじゃない?
冷たかったらいいってもんじゃないし、
香りも味の好みもあるよ。
それでもあえて「濃さ」が大事だと言い切る。

だってね、氷の溶けたコーヒーをイメージしてごらん。
香りも、味も薄くなる。
うすい麦茶のような
「なにかよく分からないもの」になってしまうでしょ。
「こっから先、飲み続ける?」
って、つい自問したくなるくらい。
あのなんとも言えない”違和感”は、
ふだんから「濃さ」ありきで
アイスコーヒーを飲んでるからこそ。

***

ひさしぶりに会うひとだと
以前とは全く異なるイメージで、
びっくりすることがある。
なんというか思わず
「どうしたの?」って聞きたくなるけど、
変わりたくて、変わったわけではなさそうだ。

人のイメージというのは、
がんばれば「ひとこと」で表せる。
その「ことば」のイメージは、
ものすごく濃くて
少しでも薄くなると「変わったなあ」と思ってしまう。

個人的には、氷の溶けたアイスコーヒーに似ている。
「変わらないで」と直接伝えられないけど、
”パンチのなくなったコンソメパンチ”は
誰に求められているのか。
自分のない人間がいつも変わる、きっと。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
どうしても無くせないのが「個性」のはずなのに。