頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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学生としての「おわり」 #96

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インターンとして働くことも、残り5日になった。
ものすごく短くて、でも近くて濃かった毎日が消え、
新たな毎日が現れようとしている。

僕はいつからか「おわり」を迎えても泣かなくなっている。
おそらく「またいつか会える」
ということを知ってしまったからしい。

はじめてフィリピンに来て、留学した語学学校が
いま働いているところ。
英語が通じずに悔しくて泣いていた僕に
とあるフィリピン人講師が
「Grow Up」と言った。
僕は「成長して帰ってくる」と意気込んだものの、
また会えるとは思えなかった。
だからさらに泣いた。

でも、それから幾度となく
留学生として、インターン生として
「おわり」を迎えても
「はじまり」を繰り返しているうちに、
「またいつか会える」ことを確信するようになる。

それでも今回の「おわり」はいつもとは違う。
もう、ほんとうに終わりなんだと思う。

学生としてフィリピンにやってきて、
感じた「幸せ」という感情。
決して大それたものではない。
みんなの前で「疲れた」って
言いたくないから
歯をくいしばる日常。
ただそれだけの毎日を通し
「いま、ここが幸せだ」と決めつけ、
得てきた気持ち。
心がホクホクしてた。

その「幸せ」と終わりをつげることになる、
学生としての「おわり」。
もう僕は学生じゃないんだ、というのは
もうすでに感じているくらいで、
その「幸せ」をいまだに享受しているサマに、
罪悪感を抱く。
なんだか泣きそうになった。


今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございます。
上を向く。