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〜自分と向き合う時間〜

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「ことばを大切にする」ひとの特徴 #216

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・「ことばを大切にする」とは、どういうことだろう。客観的には、混同されやすい言葉を明確に使い分けられることだと思う。ことばを、大切に。

「好きなことをする」とき、あなたはワクワクしているに違いない。それが意識的か、無意識的かに違いはあっても。つまり「感情的な動作」になりやすい。野球をしても、服を買っても、人助けでも、きっと感情はそばにいる。

「得意なことをする」とき、あなたは落ち着いているかもしれない。それに気づいているかは、置いておいて。「得意」であれば、ちゃんと結果を残さないと、という責任も生まれる。野球であれば、ホームランを打たないといけなくなる。だから、はしゃいでばっかりではいけない。

「好き」というのは、自分のためになることが多い。「得意」は、周りのためになることが多い。「好き」だからこそ「したい」という感情を引っ込められず、そのために、なにかを犠牲にすることもある。どうしても音楽が好きだから、家族に反対されながらも、ロックを続けるひとのように。音楽が「得意」であれば、周りが喜ぶからこそ、ロックをするひともいるだろう。「得意」は「好き」よりも、都合の良いものである。

これ、就職活動で考えたら、もっとわかる。もしも、あなたが電気工学を勉強していたら、開発職は「得意」なほうかもしれない。でも「好き」なのが人前で目立つことだったら。芸能人になりたい、と思うはず。もちろんそこで「得意」と「好き」を天秤に掛けることになる。このように「好き」は感情的だが、「得意」は落ち着いている。

得意なことを「好き」だと思っている場合もある。それくらい、ふたつは混同されやすい。そんな言葉を明確に区別して、使い分けられるなら「ことばを大切にしている」と思う。言葉の意味をちゃんと理解しようとする、意識的な姿勢が、言葉に対して誠実であるからだ。「ことばを大切にする」ことを主観的に思うだけでなく、客観的にもそういえるか確かめたい。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。