頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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新橋のサラリーマンになろうよ! #307

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ついに、緊急事態宣言が発令された。その実態やタイミングについて、話せるほど詳しくないけれど、まずは良かったと思っている。そのうえで、本格的に長い戦いが始まる気がして身が引き締まる。相手は見えない敵だから、ちょっとした油断が命取りになる。

そんなさなか、僕の働く会社の研修もリモートワークに移行された。担当してくださる方々の入念な準備のおかげで、オンラインでも差し支えなく研修は進む。一方ではあるけれど、東京の一人暮らしの家で”全て”が完結することになった。誰とも話さずに1日を終えるなんて、何年振りだろう。もしかすると初めてかもしれなくて、リモート初日でさえ、それが身体に悪いことだと分かる。

2月から在宅勤務を命じられた友だちのひとりは、精神科に相談するそうだ。というのも知らぬ間に、こころが病んでしまったらしい。原因はまだ分からないけど、リモートワークの影響である可能性は十分にあって、明るく社交的な人ほど苦しむのかもしれない。

コロナうつ、になるのも仕方ないよなあ。ひとが「ひとらしく」あるのは、他者との関わりの中で自身の役割を見出し、そして他者に自身の存在を認めてもらえるときだと思う。リモートワークによりコミュニケーションが減ることで、それが難しくなる場合もある。「ほんとうに自分はこれでいいの?」という不安から、自身を承認できず”自己嫌悪”に陥るのだ。とはいえ、ひとはロボットじゃないから他者と関わっていたいし、そのなかで「生きる」実感が湧く。

いつかコロナウイルス騒動が収まれば、できなかったぶんのコミュニケーションを取りましょうや。ねえ、新橋で飲み会しまくりましょうよ。お酒が飲める、飲めないじゃなくて、そういう場でいっぱい話をする。それが必要になると思うんです。ということで、ぼくはきっと新橋のサラリーマンになります。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。