頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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できると思った自分が邪魔をする #326

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・なんだか、3年前の自分より「できる」と思っているようだ。その「できる」というのは確信に近いもので、頭を使って考え抜いた答えなのだ。しかし実際には「できる」ことなんて少ないし、3年前の自分のほうができていることもある。

ずっと研修続く最近では、目的意識(Target)を持つ重要性を説かれることが多かった。それは「その対象の目的を明らかにした上で、達成しようという意識」であり、仕事において頻繁に使われる。仕事に当てはめれば、対象とは「与えられた業務」だ。与えられた業務の目的が理解できれば、業務の意義を見出せる。するとやる気が出やすくなり、多少つらいことでも「やらされ仕事」として捉えるより乗り越えやすい。

まあグタグタ言わずとも、目的意識を持つことによるパフォーマンス向上は感覚的に分かる。「目的意識は持ったほうがいいなあ」と、研修で説明されずとも分かっており、できる気がしていた。しかし実際の業務における場面において、なかなか意識するのはむつかしいのである。研修中のワークでは目的意識の低さが露呈し、指摘され、苦汁をなめる想いだった。

振り返ると、目的意識の重要性は過去のインターンでも説かれたはずだった。ふと当時のメモ帳を見れば、やはり「全体観を持つ。会社がどういう意図で仕事を与えているか」という上司からのメッセージがある。きっと今の僕は、過去の「学び」を通して、目的意識を理解したつもりでいた。しかし過去の自分が邪魔をして、今の僕は理解できないでいたのである。

あのときはたしかに、できていたかもしれない。しかし今の僕は、間違いなく目的意識を持てていない。「過去の自分ができたから」という理由で、今できるとは限らないのだ。まずはやってみて、その結果から「できるか」判断する。過去に囚われると、今の自分が邪魔される。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。