頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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場づくりの逸材「笑い」だけでないもの #327

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・自分の特殊能力と言うべきか、ぼくは「場づくり」の才能があると思う。

突然なんだ、と思われるかもしれないけど、本当なのである。振り返れば、中学生くらいから委員長をすることが多かった。決して頭が良かったわけではない。やっぱり場を作るのがうまかったから、委員長になれたんだと思う。しかしそんなぼくが、「場づくり」のことで頭を悩ませている。というのも仕事においては、少なからず今のままではいけないのだ。

今までのぼくは、笑いの絶えない場を目指して、作ろうとしていた。いじって、いじられ、ガハハーとわらう。そんな「場づくり」において、ぼくの役割というのは「場を和ませること」だった。緊張しているひとがリラックスできるように、自分の恥ずかしい話をしたり、アホなことをしたりする。それで、まわりが「やさしい気持ち」になっているのを見て満足だった。

しかし仕事に限って言えば、そのやり方ではいけないらしい。はたらいている時間のうち、お昼ごはんを食べることと、お手洗いに行くことを除けば、ほとんどの時間が真剣に過ごすものだ。張り詰めた緊張感の中だからこそ、集中できるわけである。そうなると「場を和ませること」は案外、必要とされていないのだと思う。今までのように笑いの起きる場を作るだけでなく、和ませるのではなく、場を引きしめる立ち回りが求められている。

場を引きしめることで生まれる雰囲気を、ぼくは作ってみたいなあと思う。そのためにすべきことは、あまりむつかしく考えないで、ただ一所懸命に取り組むのだ。人の話を聞くときは、馬鹿にしないで聞く。わからなくても聞く、わかっていても聞く。知っていることでも、聞くまでもないことでも。話をするときだって、心を込めて話す。嘘をつかずに、思っている限りを、ていねいに。そんなことを、仕事においては大切にしたい。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。