頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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瞬間的ではなく、継続していく感情 #328

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冒頭から、糸井重里さんのことばを引用する。

「明日がある」ということは、「やりなおしが利く」という意味じゃないんです。今日、今やっていることの結果の上に、次や、その次の真剣さを重ねていけるってことなんです。この一撃に、すべてを望んで最大効果を狙っても、それじゃ1点にしかならないかもしれない。でも、この一度の続き続きを連ならせたら、5点にでも10点にでも100点にでもつながるわけです。もっと若いときに、そう思ってればもっとよかった。

ぼくの働く会社で、もっとも大切にされている言葉は「本気」かもしれない。しかし働いてみるほど、その言葉が自分と遠い存在であることを知る。本気って、なんなんだろう。なんとなく、それには「120%で取り組む」という意味がある気がしている。

しかし糸井さんの考えに沿えば、「120%で取り組む」とだけ捉えてしまうと「本気」を間違って解釈してしまう。取り組む物事に120%の力を注いでも、その後に力尽きてしまってはいけない。目先だけを見ず、後の流れを様子見する「冷静さ」が本気にはセットである。

次がないから、本気になる、という場合があるけれど、このときも刹那的に続く人生において、その後にどうなるのかを考えたい。この場合、その経験をどう活かせるのか。本気というのは、決して瞬間的ではなく継続していく感情なのだ。120%で取り組んだ経験が、のちに大きく影響を及ぼすのである。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。