頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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思ってた本気と違う。 #350

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・「たのしんでやれました!」と、お笑いコンクールで出番を振り返るコンビ。いるじゃないですか。ぼくはストレートに、うそなんじゃないかって思ってた。だって本気というのは、そういうもんじゃないだろう。本気でして「たのしい」なんて感情が出てくるのだろうか。うーん、本気ってなんだろう。

その概念について分からないものの、なんとなく「本気になるときは、こわい顔になる」ということが頭にあった。イメージは、運動会で保護者が綱引きをしている姿だ。個人的に本気とは「強い踏ん張り」を備えた状態で、真剣なときよりも”真剣な顔”になると思う。それはほぼ「こわい顔」と同義なのだ。だからこそ冗談が言えない雰囲気が漂うし、「たのしい」なんて思うだろうか。いいや、たのしいわけがないのだ。

たのしいよりも大切なものを見つけたひとたちが「たのしい」ことを捨てて、がんばる。本気って、そういうことでしょう?そう思ってたからこそ、ぼくは本気が好きじゃないとも感じていた。だって、やっぱり楽しみたいもの。なんでも、できることなら、たのしみたい。できることなら、どんなことでも、たのしくやりたいよ。

答えの出ぬまま、いまも本気を感じ続けている。ぼくは「ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする」というコーポレイトキャッチを掲げる会社にいるし、じぶんも本気になったほうがいいなあと思う。できることなら本気でいて、加えて「たのしく」取り組めれば最高だ。結果的に「たのしかった」じゃなくて、過程においても「たのしかった」ってね。

そういう”思ってた本気”とは違うものを、追い求めていきたい。そうしていつか「ああ、あのコンビって本気だったんだなあ」って思いたいものだ。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。