頭サビ9割

頭サビ9割

〜自分と向き合う時間〜

MENU

弱さが、別のどこかを強く鍛える #356

f:id:noad2203:20200526231539j:plain

カラダというのは面白い。ある部分がダメになると、他のパートがダメなところの役割をカバーする。たとえば爪先を痛めてしまい、歩くのに支障が出たとしよう。すると足の他の部分が爪先をカバーして、ぎごちないものの歩くことができる。カラダには各部の機能が独立しているのではなく、密接に関わり合っているような感覚がある。

カラダと同じように、ココロも「いいところ」や「よくないところ」が関わり合っていると思った。たとえば自分で思っている「短所」というのは、たしかに短所かもしれない。けれど、そのおかげで長所が生まれることがある。たとえばぼくは「せっかち」だけど、そのおかげで「テンポよくやりとり」ができる。

これは「短所は長所と表裏一体」という話に限らない。外見に自信がないひとが内面を磨くのは、「よくないところ」から生まれた「いいところ」である。ぼくの話だと「すぐ不安になる」からこそ、明るく振舞おうとする。ぼくの「明るさ」は不安を抱きやすい「よくないところ」から生まれた「いいところ」なのだ。

じぶんの「よくないところ」というのは、
じぶんの「いいところ」が存在するための、
理由だったりするんです。
どこかに、影や、ゆがみや、不足や、汚れがあるために、
それをごまかそうとしたり、忘れようとしたりして、
弱さが、別のどこかを強く鍛えてしまう。
それは、悲しいことでもあるのですが、
あんがい、そこに、人がよろこんでくれることがあるんですよね。

こんなことを言っているひとだって、いる。たしかに自分の欠点や弱さを受け止めたうえで、それが自分の強さを鍛えるきっかけになると思った。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。