頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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余計なことを考えずに走れる #357

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・「天狗になったほうがいい」って面が、ぼくはあると思います。

天狗というのは、実力以上に自分のことを優れていると思っている様です。「天狗になるな」ということはよく聞くのですが、あるひとはこう言いました。

天狗になる良さは「余計なことを考えずに走れる」ってことですね。

天狗のときは、自分のすることがたいてい上手くいくと思っているわけです。だから、心配する必要がありません。そのため余計なことを考えずに、思いっきり走ることができるのです。

天狗と同じようなものに「モードに入る」ということばがあると思います。モードに入るとは、おそらく集中の先にある感性が研ぎ澄まされた状態です。経験に即していえば「できる」という意識になっているので、できないことも多少無理してできるようにします。そのときも同じように「余計なことを考えずに走る」感覚があるはずです。

モードに入ることは、まるでスーパーサイヤ人のようなものかもしれません。戦闘力は向上する一方で、少し近寄りがたい雰囲気が出てしまいます。そのためチームで取り組むときにモードに入れば、まわりのメンバーは一歩引いた状態で関わることになる気がします。いわばサイヤ人が譲歩しない姿勢で”思うがまま”に取り組むため、引いてしまうのです。

モードに入ることは、ブレーキのない車に乗るようなものだとも言えるでしょう。「ストップ」はありません。間違った方向に進んでいる、そう気付いたときには遅いです。戻るのに時間がかかるので、チームの場合だとメンバーにも多大な迷惑をかけることになりかねません。

天狗もモードも同じで、周りに迷惑をかけうるので、チームでは煙たがられます。とはいえ若いときは「おれがなんとかするぜ」という根拠のない自信や、ものすごい集中力が必要になるはずです。実力のない自分が成果を出すための、「天狗になったり、モードに入ったりしたほうがいい」って面が、ぼくはあると思います。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。