頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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つきぬけるシャワーみたく #363

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・つきぬける感覚。

新しいことに取り組むときに、まずは量をこなしてみる。量をこなしていくと、取り組むことにも慣れていく。自然に取り組めるようになると、「思考する余裕」が生まれる。すると取り組む上での「大切なコト」が、頭の中で明確になっていく。「こうすればいいんだな」というコツがわかると、どんどんと質を向上させられる。

これは「量が質に転化する」ということだ。ご存知のとおり、世の中だと往往にして見られる。振り返ると、今までのあらゆる取り組みは、まず量をこなすところからはじまった。今の研修だってマネージャーは「ひとまず、立ち止まらないで量をこなそう」と言っていた気がする。

しかし量を質に転化するためには、ただ量をこなすだけではないけない。「思考すること」が重要になってくるのだ。たとえば字の汚い人が、文字を書き続けて綺麗になるわけではない。「トメ、ハネ、はらい」などが大切なんじゃないか、と気づいた上で、それらの点に気をつける。そうして書くことで、字が綺麗になる。

どうやったら、より良くなるのかという視点で取り組みを俯瞰する。そうしてコツを得た後に、コツが血肉化する瞬間がやってくる。「突き抜けた感覚」だ。まるで詰まりきっていたシャワーの穴から溢れ出る水のごとく、清々しい感覚がある。そこに至ることができれば、その「取り組み」は完全に量から質に転化している。

英語を勉強していて、あるときまで聞き取れなかったが、一気に聞き取れるようになった。文章も「どう書けば良いか」が分からなかったけど、一気に書けるようになった。そんなふうに、つきぬける感覚。それが今の仕事でも、やってくるといいなあ。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。