頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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文字のなかに自由を取り戻していく #397

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・誰も見ていないなかで、シコシコと文を紡いでいく。大学生だったのもあって、たっぷりと時間をつかってね。想いをのたけを、ぶちかます。ほんとうに、ブチかましていた。それが、爽快でたまらなくて、文章を書くことの楽しさを感じていたんだっけ。

話を「今」に移すと、やっぱり自由じゃない。いつのまにか、ステークホルダーに囲まれるようになって、なんというか…自由じゃないのだ。自分のために「書く」という感覚もあるけど、理想の自分を得るために書いている。

「こう見られたい」という想い。学生服の第一ボタンまでしっかりと締めてますよ!って、文章のなかで言おうとしていた。”優等生”のフリをして、そんな自分を好きになってほしかったんだね。でも、そこに残るのは不自由さと、虚しさしかなかった。

ホントのことをいうと、しかられる。だから、ホントのことが言えない。それは日の丸弁当くらい「言いたいこと」があるのに、「言えること」は梅肉くらいの割合になっている、という感覚だった。すこしずつ、取り戻していきたい。

文字のなかに自由を取り戻していくことは、”真っ当な文学的好奇心”が存在することを実感できる。文学的好奇心とは、情理的な学びの探求であって、コミュニケーション能力を育むのだ。だから、取り戻したいのである。ああ、上海蟹も食べたい。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。