頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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リアルな自分が本当とは思わない #398

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・だれが「自分」のことを、一番知っているのだろう。

7月になった。そして、はたらくチームが変わった。いままでは、同じく今年の4月に入社したメンバーと一緒だったのに。いま、まわりをみれば先輩に囲まれる。じぶんの親と同じ年齢くらいのひともいる、そんなチームにいれてもらった。すると面白いことに、じぶんの意識や、在り方というのは変わっていく。

ひとも”生き物”であって、環境から影響を受けたのちに適用していくのだ。

***

まわりから、「大丈夫?」と言われる。元気ないようだけど、チームでうまくやってる?と、同期はつぶやいた。そんなことないぜ、とぼくは言う。ほんとうに、じぶんは元気だった。おかしいなあと思った。しかし、元気がないように見られているのも事実なのである。もしかしたら、ぼく元気がないのかもしれない。

たしかに考えてみると、今のぼくは同期と研修を受けていたときと違う。そもそも立場が違うから、求められる役割も異なるし、期待される成果も違う。特に成果なんて、研修のときは最悪”なにもしなくても良かった”。いまは徹底した成果主義のなかで、数字を追う。必死さも違うから、雰囲気も変わっていくのだ。

ぼくは、まわりがみている「自分」というのは、本当の自分ではないと思っている。しかし、それがリアル(現実)な自分であることも間違いないと思う。つまり”客観的な視点から映し出される自分”が現実の世界で生きていて、本当の自分が虚像のような感覚を覚えたのだ。

改めて、リアルな自分が本当とは思わない。そう思うと、だれが「自分」のことを一番知っているのだろうか、という疑問が弾けそうになかった。じぶんは自身のことを知った気になるけれど、実は他者のほうがよく知っているんじゃないか。そんなだれもが一度は思い付くような考えに、改めて辿り着いている。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。