頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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新しい社会との接続

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むかしに流行った、Yahoo!知恵袋。質問すれば、誰かが答えてくれる。まわりに相談出来ないことが投稿されていて、見るだけで飽きなかった。Yahoo!知恵袋は、みんなの不安の塊だったから、興味深かったなあ。それに回答者がやけにインテリで、子供ながらにそんな人たちを尊敬していたっけ。SNSに代替され今じゃてっきり廃れしまったけど、ぼくも何度も投稿した覚えだけが残っている。

Yahoo!知恵袋Twitterのようなものであるものの、少し敷居が高いイメージがある。それは「質問する」という行為自体が「呟く」という行為よりも、むつかしいからだ。自分の知りたい回答を得るには、適切に説明しなければいけない。呟くことが、自己完結するのに対し、質問することは、他者を必要とする。だからそこに気軽さはなく、不安すら感じていた。

しかしその感覚のほかに、新たな社会につながる感覚もあった。というのも子供のときは、限られた社会のなかで生きているわけなのだ。それが少し無理をして、背伸びをする。そうすることで、新しい社会にいくことができる。それが面白くて、気づけばYahoo!知恵袋内にある自由な社会に向かっていた。きっと、「社会に参加する」という欲求が無意識的に芽生えはじめていたのだろう。

ーー「社会に参加する」という欲求。それは承認欲求の狭義的な意味合いにもなる。どんな形であれ、浅く広く参加したいというひともいれば、深く狭くも、深く広くもいるね。みなさんの「社会に参加したい」という欲求の萌芽はいつなのかなあ。