頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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ひとを垂らす

Candlelights, Candles, Flames, Wicks, Candle Wicks

・もっと違う出会い方をしていれば、友だちになれたかもしれない。

フィリピンにいた頃の話。当時、コロナも広がる前にフィリピンでは「留学」が流行っていた。アメリカの植民地だった影響で英語圏となったフィリピンは、その物価の安さもあいまって「格安で英語留学ができる」と評判だった。

ぼくも高校生のときに単身でフィリピンに留学しているのだけど、いまでも思い出す。日本で最も有名な広告代理店で働くひとや、お笑い芸人に、グラビアアイドル。きっと日本で出会っていれば、決してかかわらないひとたちがたくさんいる。

たとえ出会っていたとしても、関わりかたというのは違うのだとおもう。日本にいれば、どうしても年齢や学歴といった差によって上下の関係が生まれていただろう。しかし日本語を介在させずに、異国の地で第二言語を話すとなると話が変わる。

誰もが煩わしさを感じていること。そのような状況だと、いちいち差に注目するのでなく、共通点に注目する。煩わしさを和らげる仲間を探そうとするのだ。だからフィリピンにいたときは、みな異なる背景を持つけれど、みな同志のような関係だった。

・もっと違う出会い方をしていれば、友だちになれたかもしれない。いや、そうではない。差ではなく共通点に注目していれば、どんな出会い方でも友だちになれる。と、おもった。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。へへへ。