勝ち負けの世界で生きる清々しさ
・ふだんは複雑な価値観で生きていると感じることばかり。むかしは100点を取ることがえらいと思っていたけど、そうじゃない。
社会で求められる成果というのは、必ずしも100点であれば良いわけではない。上司や部下を際立たせるために、あえて80点がよかったり、好かれるためには、あえて0点をとるほうがよかったりする。要は、100点を取る能力があって、適切に力を発揮できることが求められる。
これは、ぼくたちが「勝ち負け」の世界観で生きていなからこそだ。「良い悪い」や「好き嫌い」、「意義と無意義」などの世界観が、根底にある。ふだん、ぼくたちが「勝ち負け」という単純なVS構造のなかで生きることはない。
だからこそ「それ以外の価値観が複雑に絡みあう世界」で生きているという前提があるから、「勝ち負け」の世界観で戦う姿は刺激的だ。
オリンピックでは、1番きれいなメダルを首からかけるために、各国の代表が必死になる。そこにあるのは、1番であることの心地よさや、その過程の美しさ。他者からの目線を気にすることなく、ただ「勝ち」にこだわる姿が清々しく、心に残るのだ。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。Lose yourself.